日本緑化工学会 公開緑化工セミナー

日本緑化工学会は、1989年に「日本緑化工学会」に改称してから2018年で30周年となりました。
活動を開始した昭和41年(1966年)からは54年目です。この機会に30周年の記念ロゴを作成、記念事業を開始しました。 記念事業検討委員会は第18期で活動を終了しますが、引き続き緑化工セミナーを実施致します。オンライン、対面など様々な形式で実施致しますので、関心のある内容のセミナーに積極的にご参加くださるよう お願い致します。

2023年7月15日 未来の緑化工セミナー「ヒトが作る生物多様性
オンライン緑化工セミナー
緑化工 技術交流会
30周年ロゴの作成(2018年)
第44巻2号 「学会設立30周年記念特集」の掲載

日本緑化工学会 記念事業「オンライン緑化工セミナー」2022年〜

「オンライン緑化工セミナー」の開催について

企画・事業部会(2022年)

企画・事業部会長 辻 盛生(岩手県立大学)
 このたび2022年より 日本緑化工学会30周年記念事業といたしまして「緑化工セミナー」を企画・開催することになりました。セミナーはオンライン形式で「研究部会セミナー」「未来の緑化工セミナー」「技術を学べるセミナー」の3部構成で行います。今後、各担当者から様々な企画をして、ご案内・開催していきます。
 「技術を学べるセミナー」では、聴講参加によりCPDポイントを得られるように準備致します。
  「未来の緑化工セミナー」では、学生会員や若手の研究者の方にご登壇いただき、取り組んでいる研究のご紹介、今後の検討課題などについて議論を重ねる企画をしていきたいと考えています。
 実施方法は主にZoomを用いたWeb配信で予定しています。 ぜひご参加下さい。

未来の緑化工セミナー(2) 2023年7月15日

片山暖那さん + 古野正章さん

2回目の「未来の緑化工セミナー」として、「ヒトが作る生物多様性」と題し、若手の研究者を中心に現状や今後の研究の展開について、シンポジウム形式で議論しました。

片山さん 古野さんから 実施報告が届きました!

オンライン緑化工セミナー 実施の報告 (報告集へリンクしています)

 

テーマ: ヒトが作る生物多様性
開催日程: 2023年7月15日  10:00〜12:00
開催方法: オンラインシンポジウム(zoomミーティング使用予定)
発表(1): 片山暖那 (元明治大学農学部・現東京都環境局)
地表面に散布された種子の捕捉
発表(2): 古野正章 九州産業大学建築都市工学部
街路樹と屋上緑化に自然侵入した植物の生物多様性
講 演:  服部 保 兵庫県立南但馬自然学校
都市の生物多様性保全における都市河川の堤防植生の役割
参加申し込み方法
チケット販売 Peatix からお申込み下さい(下記リンクしています)。
7月14日までにお申し込み下さい

参加申し込み(Peatixのサイトへ)

お問い合わせ:企画・事業部会(辻、福井、中村)  info★jsrt.jp  ※ ★を@におきかえて下さい

 

未来の緑化工セミナー「ヒトが作る生物多様性」
今回は、古野正章博士の博士課程での2つの研究テーマのうち、都市の生物多様性に焦点を合わせて、関連する2つの研究と合わせてご講演をいただき、都市のなかでヒトが作る生物多様性について討議します。
話題提供1.は、風散布種子などがある場所に到達する条件の研究です。話題提供2.は、都市の生物多様性という視点から街路樹と屋上緑化に自然侵入した植物を見た研究です。 話題提供3.のご講演では、都市の中の生物多様性と、そのコアになる部分の見方について触れていただきます。

1.片山暖那 元明治大学農学部・現東京都環境局 「地表面に散布された種子の捕捉」
2.古野正章 九州産業大学建築都市工学部 「街路樹と屋上緑化に自然侵入した植物の生物多様性」
3.服部 保 兵庫県立南但馬自然学校 「都市の生物多様性保全における都市河川の堤防植生の役割」

 ↑ 7月15日 未来の緑化工セミナー リーフレット(pdfファイルのダウンロードができます)

 写真提供(左から)
 片山暖那氏 人工芝/古野正章氏 屋上緑化/古野正章氏 街路樹/服部 保氏 都市河川猪名川の堤防植生

 

未来の緑化工セミナー(1) 2022年8月24日
小宅由似(香川大学) 「3つのレベル+形態の生物多様性を目指した緑化」

小宅さんから実施報告が届きました!

オンライン緑化工セミナー 実施の報告 (報告集へリンクしています)

生物多様性緑化研究部会の共催する講演会「自然を考え直す連続講演会」と同日に開催し、講演会の終了後、引き続いて「緑化工セミナー」を開催します。

発 表: 小宅由似 香川大学
テーマ:  「3つのレベル+形態の生物多様性を目指した緑化」
開催日程: 2022年8月24日  ※下2つを同じzoomを使用し 連続して開催
生物多様性緑化研究部会「自然を考え直す連続講演会」 17時15分から
未来の緑化工セミナー 19時から
申込先: eco★meiji.ac.jp (★ を@におきかえて下さい)
参加申込み締め切り:8月21日までにメールで申し込みして下さい
8月24日講演要旨 /小宅由似
地上部の調査を通して確認可能な種組成や垂直構造といった「地上部の多様性」と、根系発達の分布やサイズなど「地下部の多様性」、更には斜面表層の安定との関係性について定量的に評価できないか考えたい。  胸高直径と根系発達には関連性があるとされており、また樹種によって根系発達の様式が異なることも示されている一方、地上部や地下部の多様性が斜面表層の安定にどこまで寄与するかはわかっておらず、地下部の多様性のあり方、すなわち根系発達における土壌の競争あるいは共有の様子もわかっていないことが多い。
 地上部の多様性と斜面表層の安定との関係性を示すことができれば、目標植生や植生評価のあり方を検討する一助となるであろう。

 ↑ 8月24日 未来の緑化工セミナー リーフレット(pdfファイルのダウンロードができます)

 

研究部会セミナー

 

技術を学べるセミナー
第1回 2023年2月22日 10:00〜12:30
グリーンインフラの評価と活用方法 〜グリーンインフラを身近に感じる手法紹介〜

一般の方々に分かり易く伝えてゆくことを目的として「緑化工セミナー」を企画・開催いたします。 第1回目のテーマは、現在、国でも推進しているグリーンインフラ(GI)の評価と活用方法としました。GIを身近に感じられる手法を紹介したいと思います。聴講によるCPDポイントが取得できます。

プログラム (CPDポイント 2.5)
司会: 東邦レオ株式会社 梶川昭則
10:00 開催挨拶  日本緑化工学会会? 千葉大学  高橋輝昌
10:05 第1講座(30分)「グリーンインフラの評価と活用方法」
−国土交通省GI官民連携プラットフォーム技術部会での議論を中心に−
日本緑化工学会 都市緑化技術研究部会?/石川県立大学  上野裕介
10:35 第2講座(30分)「グリーンインフラの評価と活用方法」
−アメリカ合衆国から発信される樹木評価システムi-TreeEcoの活用方法−
米国農務省ForestService/TheDaveyTreeExpertCompany  平林聡
11:05 第3講座(30分)「グリーンインフラの評価と活用方法」
−カーボンニュートラルを推進させる緑地評価システムU-greenの活用方法−
東邦レオ株式会社  和田清栄
 
11:35 休憩(10分)
11:45 トークセッション(40分)
コーディネータ: 木田幸男氏(グリーンインフラ総研)
12:25 閉会挨拶 日本緑化工学会企画部?岩手県立大学  辻 盛生
12:30 終了
申し込み方法
チケット販売 Peatix からお申込み下さい(下記リンクしています)。
CPDポイントの登録受け付けも申込時に指定できます。

参加申し込み(Peatixのサイトへ)

↓ 緑化工セミナー(2023年2月22日)リーフレット pdfファイルがダウンロードできます

 

本セミナーの内容は、緑化工学会誌に特集/技術報告として掲載されています。

緑化工セミナー「技術を学べるセミナー」実施報告 梶川昭則
グリーンインフラの評価の課題と官民連携プラットフォーム技術部会の取組み 上野裕介
アメリカ合衆国から発信される樹木評価システムi-Tree Ecoの活用方法 平林聡
カーボンニュートラルを推進させる緑地評価システムU-greenの活用方法 和田清栄
グリーンインフラの評価と活用方法 トークセッション 木田幸男

 

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技術交流会

緑化工「技術交流会」の開催について

緑化工「技術交流会」について: 若手研究者・技術者の交流の場の提供を目的とした会で 大きなテーマは,緑化と自然環境保全全般ですが,個々人が抱える技術的,社会的な課題を参加者で共有し,様々な視点から解決策を模索しようとするものです。
反対意見があっても言わない(言えない)と消化不良になるというご意見から,ブレーンストーミングなども交えたセミナーを行いたいと考えています。宿題やノルマはありません。 ぜひ一度 参加してみて下さい。

テーマ:地域性種苗について 2024年1月26日

開催のご案内:
日程:2024年1月26日(金) 18:30〜2時間程度を予定
場所:NEXCO東日本 汐留社屋 6階会議室   東京都港区新橋2-17-27 MOMENTO SHIODOME
  新橋駅汐留口,烏森口から徒歩6分

申し込み・詳細情報: 以下のURLから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeukXO5xt83QatIhlbt-KGxMkDVp1-fAko6edrp__pFjD9zoA/viewform?usp=sf_link

お問い合わせ: 簗瀬知史
ryokkako.gk★gmail.com   ※★ を@ に置きかえて下さい

今回のテーマ:地域性種苗について
日本道路公団試験研究所(現NEXCO総研)では,平成4年に自主研究を開始し,平成5年から「植生復元に関する研究」として着手した自生種苗(じせいしゅなえ)。様々に変遷し,代替わりした現在,高速道路会社では「地域性苗木」と呼び,分水嶺を越えない範囲に自生している樹木から,一般的には「地域性種苗」と呼ばれ,その地域に自生している樹木から採種され,採種場所や採種月日など履歴(トレーサビリティー)が確かな苗木を指し,国立,国定公園などの自然保護地域での使用が推奨されており,一部では,里山地域での使用にまで拡大しようとする向きもあります。
これらの背景や,法律などは一度リセットして,様々な意味を持たされたこの「種苗」について皆さんで深堀りしてみてください。

 

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日本緑化工学会「学会設立30周年記念事業の開始」

30周年ロゴの作成

京都府立大学の福井亘理事に、30周年の記念となるロゴマーク案をいくつか考案していただき、理事会にて投票してこちらのロゴマークを選出しました。
30周年記念事業を中心に、活用を図っていきます。福井様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございます。

 

日本緑化工学会誌 第44巻2号 「学会設立30周年記念特集」の企画掲載

 本学会では第15期:2017年9月〜2019年8月に「記念事業検討委員会(下記)」を設置して,1)内外に学会設立30周年の周知を図るための「記念ロゴ」の作成,2)学会誌における「学会設立30周年特集」の企画(ここに掲載する特集記事),3)緑化植物問題検討委員会(委員長:今西純一)で検討中の新提言を「学会設立30周年記念冊子」として編纂して内外に配布,の3つの計画方針を定めた活動を進めています。
 こちらのリストからは、学会誌第44巻に掲載した30周年記念特集 をダウンロードしてご覧頂けます。

日本緑化工学会誌 第44巻2号 記事の一覧へ(J-Stageへリンクしています)
  
特集「学会設立30 周年記念特集」 掲載記事一覧
吉田 寛(記念事業検討委員長)  企画趣旨
 時の流れは速いもので,来年2019 年5 月に日本緑化工学会は,1966 年に産声をあげた研究会に代わり1989 年(平成元年)に学会として発足して30 周年を迎えます。まさに平成の時代とともに成長し,そして偶然にも新たな年号に変わろうとしている時代にその節目を迎えるにあたり,本学会では,   →続きはこちら(pdf)
福永 健司(日本緑化工学会会長)  学会30年を振り返り,心新たに思うこと
吉ア 真司(副会長(研究部門長))  30周年記念特集に寄せて
木田 幸男(副会長(事業部門長))  30周年記念特集に寄せて
橘 隆一(斜面緑化研究部会長)  斜面緑化研究部会に求められていること
梶川 昭則(都市緑化技術研究部会長)  都市緑化技術研究部会のあゆみと今後の課題について
中島 敦司(生態・環境緑化研究部会長)  生態・環境緑化研究部会の四半世紀
吉川 賢, 山中 典和, 吉ア 真司, 三木 直子(乾燥地緑化研究部会)  乾燥地緑化研究部会のこれまでとこれから
辻 修(積雪寒冷地緑化研究部会長)  積雪寒冷地緑化研究部会これまでの活動報告
岩崎 寛(緑・健康研究部会長)  緑・健康研究部会のこれまでと今後の展開
倉本 宣(生物多様性緑化研究部会長)  市民科学と生物多様性緑化研究部会
岡 浩平(海岸林・沿岸域緑化研究部会長)  海岸林・沿岸域緑化研究部会のこれから

 

日本緑化工学会 記念事業検討委員会(第15期:2017年〜2019年)
委員長  吉田 寛(東興ジオテック株式会社)
委員  福永健司(東京農業大学)
委員  今西純一(大阪府立大学)
委員  大澤啓志(日本大学)
委員  中村華子(緑化工ラボ)
委員  福井 亘(京都府立大学)
委員  簗瀬知史(東日本高速道路株式会社)
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