平成20年度 日本緑化工学会公開シンポジウム

病院緑化の最前線 −予防医学時代における緑の役割−

高齢化社会の現在,今後病院の利用機会や滞在時間が増加すると考えられる。よって,病院利用者の抱える不安や緊張などのストレスを軽減させる緑化が期待されている。
しかし病院は,利用者や目的などが他の緑地と異なることから,「病院らしい緑化」が必要であると考えられる。厚生労働省が管轄している国立病院機構では,病院内に積極的に緑を取り入れる「ガーデンホスピタル構想」を発表した。しかし,それらが十分に浸透しているとは言い難い状況である。
また,これまでの病院は治療の場という側面だけが注目されていたが,現在問題となっているメタボリックシンドロームなど生活習慣病の予防という観点から、健康を維持するための都市緑地として、新たな機能も期待されている。
このような背景から,本シンポジウムでは,病院および病院緑化,関連分野の専門家から話題提供していただき,病院緑化の現状と問題点を浮き彫りにし,今後の病院のあり方を「緑化」という視点から切り取り,予防医学時代の緑の必要性を社会に広くアピールするものである。
こちらからシンポジウムのポスターをpdfでダウンロードできます

<概要>
[開催日時] 2008年8月8日(金)  13:00〜16:30
[場所] 東京大学弥生講堂・一条ホール
   〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内 TEL: 03-5841-8205
   (弥生講堂・一条ホール http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/)
[参加費] 1,000円(資料代)
[定員] 200名(事前申込受付) 当日参加も可能
<プログラム>
1.基調講演
辻吉隆(厚生労働省大臣官房会計課 施設整備室長) 「新しい病院緑化−ガーデンホスピタル構想」
中山茂樹(千葉大学大学院工学研究科 教授) 「病院建築から見た緑の役割」
2.パネルディスカッション
パネラー【病院造園】 森山 明(株式会社日建設計)
パネラー【病院緑化】 梶川 昭則(東邦レオ株式会社)
パネラー【医療関係】 小林 準(市川リハビリテーション病院)
パネラー【地域計画】 那須 守(清水建設(株)技術研究所)
コーディネーター  岩崎 寛(千葉大学大学院 園芸学研究科)
<事前申込および問い合わせ先>
シンポジウムに参加希望の方は参加者全員の氏名、所属と連絡先(e-mail、電話番号)、
会員or非会員を明記の上、以下の連絡先にファックスまたはメールでお申し込みください。
   日本緑化工学会企画・事業部会長 岩崎 寛(千葉大学大学院園芸学研究科)
   TEL&FAX: 047-308-8969  e-mail: iway@faculty.chiba-u.jp


見学会 「患者の利用を考えた病院緑化現場の視察」
<概要>
[開催日時] 2008年8月7日(木) 13:00〜17:00
[場所] NTT東日本関東病院(五反田)および東急病院(大岡山)
[内容] NTT病院では、病院の庭の利用実態について解説を受け、東急病院では見学の後、設計に関わられた
     東京工業大の安田先生他、関係者の説明を東京工業大学の会議室で聞くことになっております。
[参加費] 無料
[定員] 20名(事前申込受付)
     ※病院という特殊な場所の見学であることから、定員を20名とさせていただきました。ご了承下さい
<事前申込および問い合わせ先>
日本緑化工学会企画・事業部会 岩崎 寛(千葉大学大学院園芸学研究科)
TEL&FAX: 047-308-8969  e-mail: iway@faculty.chiba-u.jp

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