研究部会の活動紹介 乾燥地緑化研究部会

アラブ,中国,アフリカをはじめとした世界の砂漠化地域の植生回復や砂漠地域の緑の創造のための技術と基礎を研究し,議論,情報発信すること。それが,乾燥地緑化研究部会の役割です

砂丘地の農業 旱柳による流動砂丘の固定(毛烏素沙地) 砂漠道路を守る植生ベルト(中国タクラマカン砂漠)
「乾燥地緑化研究部会」とは?
「乾燥地緑化研究部会」のスタッフ
「乾燥地緑化研究部会」の活動内容・活動予定
オンラインシンポジウム2022 「乾燥地林の保全と再生を考える」 <2023.3.4>

  連絡先:  山中典和 yamanaka(at)tottori-u.ac.jp  ※ (at)を@に変換してください

乾燥地緑化研究部会とは?

 日本は湿潤地域であるため気付きませんが,世界の乾燥地の広がりはたいへんなものです。その大半の地域では,飛砂や風食など何らかの形で人々が被害を受け悩まされています。これらの成因は様々あり,大きくは気候的要因に支配されますが,人為的要因によるいわゆる砂漠化現象が近年,大きな問題となっています。

 わが国には,砂漠はありませんが,長い海岸線に沿って砂丘地があり,緑化によって広い農業生産地域が生まれました。また造林,砂防,植物生理生態,水文,地理,リモートセンシングなど,緑化の基礎となる分野でのわが国の技術力は高く,乾燥地の緑化に寄与できる部分が少なくありません。本研究部会では,以上のような基礎の上に立って,砂漠化地域の植生回復や砂漠地域の緑の創造のための技術と基礎を研究しています。

 乾燥地緑化のための研究課題として,初代部会長の村井宏先生は次の8項目をあげておられます。

  1.自然環境要因の解明と緑化の立地区分
  2.対象地域の水分動態と土壌特性の解明
  3.耐乾・耐風・耐塩性植物の選択と導入法
  4.蒸発抑制,保水技術および材料の開発
  5.経済的な防風,防砂,飛砂固定技術の開発
  6.合理的な潅水および除塩技術の開発
  7.効果的な緑地規模と配置計画の検討
  8.緑化による環境改善効果などの定量的評価

 このようなテーマを中心に研究会を開催しております。

 これら一般的な課題のほかに,私どもは,何よりも現場での問題の発掘,現場からの技術の発想を大切にしています。これまで,アラブ,中国,アフリカの緑化の現場から報告が行われ,新たな技術の提案も行われています。また乾燥地の問題は社会・経済的問題が切り離せない場合が多く,そうした観点もふくめ,地域をトータルにとらえていくことも大切だと考えています。

 「乾燥地緑化研究部会」は,このような海外の乾燥地緑化に関心を持つ技術者,市民,研究者の討論の場です。

乾燥地緑化研究部会のスタッフ

<部会長>
山中 典和    鳥取大学

<幹事>
吉崎 真司    東京都市大学名誉教授
橘  隆一    東京農業大学
三木 直子    岡山大学

乾燥地緑化研究部会の活動

最新情報

乾燥地緑化研究部会 オンラインシンポジウム2022 「乾燥地林の保全と再生を考える」

↑上画像から ポスター(pdf)
がダウンロードできます
乾燥地は、南極を除く地球の陸地面積の46%を占めているが、そこには砂漠や草原だけでなく、場所によっては森林も成立している。今回はこの乾燥地に成立する森林「乾燥地林」に焦点をあて、乾燥地林の保全と再生を考える公開シンポジウムを企画した。
基調講演として、昨年、京都大学学術出版会より「乾燥地林〜知られざる実態と砂漠化の危機」を出版された岡山大学名誉教授の吉川賢氏をお迎えするとともに、実際に乾燥地の現場で森林再生に取り組んでいる榎本肇氏(特定非営利活動法人サヘルの森)と冨樫智氏(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センター)から現場での活動実態を報告いただく。本シンポジウムにおける情報共有ならびに議論を通じて、「乾燥地林」についての理解が深まることを目的とする。なお、吉川賢氏は、昨年12月末に中公新書より「森林に何が起きているのか〜気候変動が招く崩壊の連鎖」も出版された。今回の基調講演には本書の内容も盛り込まれる予定である。

 

開催概要
参加申込:下記URLから申込ください

https://forms.gle/FD78HvKmKZ1Erqcj9
(zoomへの接続方法は、開催日の一週間程度前に登録されたメールアドレスに直接ご連絡いたします)

主催:日本緑化工学会乾燥地緑化研究部会
後援:日本森林学会

 

プログラム
13:00−13:05
開会のあいさつ 山中典和(鳥取大学乾燥地研究センタ−)
13:05−14:10
基調講演:「乾燥地林とは何か? 〜現状と課題〜」
吉川賢(岡山大学名誉教授)
14:10−14:20 休憩
14:20−14:55
講演1:マリ共和国におけるアフリカの里山の現状とその再生に向けた取り組み
榎本肇(特定非営利活動法人サヘルの森)
14:55−15:30
講演2:内モンゴルとウズベキスタンにおける住民参加型砂漠化防止への研究と実践
冨樫智(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センタ−)
15:30−15:35 休憩
15:35−16:00
 
質疑応答・総括 吉ア真司(東京都市大学名誉教授)
 
問い合わせ・連絡先
日本緑化工学会 乾燥地緑化研究部会
岡山大学 三木直子
E-mail: miki(あっと)okayama-u.ac.jp  ※ (あっと)を@に変換してください

 

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乾燥地緑化研究部会 オンラインシンポジウム2021
 「乾燥地における植物の生理生態と緑化」
開催概要
参加申込:下記URLから申込ください

https://forms.gle/VBwKjaZQiJxfZnqp6
参加申込締切:2021年11月30日(火)
(zoomへの接続方法は、開催日の一週間程度前に登録されたメールアドレスに直接ご連絡いたします)

 

主催:日本緑化工学会乾燥地緑化研究部会
共催:鳥取大学乾燥地研究センター
共催:日本沙漠学会
後援 東京農業大学沙漠緑化研究部会/沙漠に緑を育てる会
開催の趣旨

乾燥地の水収支は少ない降水量のもとに成立しており,いったん破壊されればその回復は非常に困難で時間がかかることから、緑化の効果を短期的に捉えるだけでなく長期的にも考慮して,水資源などの環境への負荷を極力抑えた植物の生理生態学的に合理的な緑化を実践していくことが大切である。そのためには、世界各地の乾燥地における緑化種の生理生態的な特性の理解と生理生態学的に合理的な緑化のあり方の議論が不可欠である。本シンポジウムは、これらについての情報共有ならびに議論の場を提供するとともに、当該分野の研究のさらなる発展を目指すものである。

プログラム
13:30−13:35
開会のあいさつ 山中典和(乾燥地緑化研究部会、鳥取大学乾燥地研究センター)
13:35−14:15
基調講演:乾燥地における持続可能な緑化に向けて
山中典和(鳥取大学乾燥地研究センター)
14:15−14:55
講演1:スーダンにおける侵略的外来樹種の生理と生態 −メスキートを事例として−
依田清胤(石巻専修大学)
14:55−15:35
講演2:ジブチ共和国の北部山岳地帯に自生する薬用植物の種子発芽と初期生育特性
橘 隆一(東京農業大学)
15:35−15:45休憩
15:45−16:25
講演3:中国北西部の砂丘周辺に植栽される樹木の成長特性
岩永史子(鳥取大学)
16:25−17:05
講演4:中国北部の乾燥・流砂環境下における匍匐性常緑針葉樹の生理生態と緑化
三木直子(岡山大学)
17:05−17:20
質疑応答・総括
吉ア真司(東京都市大学名誉教授)
 
問い合わせ・連絡先
日本緑化工学会 乾燥地緑化研究部会
岡山大学 三木直子
E-mail: revegdryland(at)gmail.com  ※ (at)を@に変換してください
以 上
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乾燥地緑化研究部会 第23回公開シンポジウム
  「乾燥地の生態系とその課題」7 スーダンで乾燥地を支える樹木 〜アカシアとメスキート〜

↑上画像から ポスター(pdf)
がダウンロードできます
世界各地の乾燥地において進行している生態系の劣化(砂漠化)は,砂嵐の発生や温暖化の促進を通して農業生産に多大な影響を与えています。これらの生態系劣化に歯止めをかけるためには砂漠化土地の修復とその利用が持続的に行われるための方策を考えなければなりません。そこで,本シンポジウムでは世界各地の乾燥地を取り上げて,それぞれの生態系の特徴や課題についての知見を共有し,砂漠化土地の課題と対策を考えていくために,「乾燥地の生態系とその課題」というテーマで,シンポジウムを続けています。緑化や植林活動は対象地域の自然や生態系と強く結びついていますが,同時にそこに住む人々の生活とも密接に関係しています。
今回は,アフリカ,スーダンを対象として,乾燥地を代表するアカシアとメスキートをとりあげ,現状と課題に焦点をあてた内容になると期待しています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

開催概要
プログラム
司会進行:吉ア真司(乾燥地緑化研究部会幹事)
13:00〜13:05 開会のあいさつ 吉川 賢(乾燥地緑化研究部会 会長)
13:05〜13:50(40分間講演,5分間質疑)
スーダンのアカシア属樹木とアラビアゴム生産
山本福壽(鳥取大学乾燥地研究センター)
13:50〜14:35(40分間講演,5分間質疑)
スーダンの侵略的外来植物メスキートの生理と生態
依田清胤(石巻専修大学)
14:35〜14:45 休憩
14:45〜15:30(40分間講演,5分間質疑)
スーダンの侵略的外来植物メスキートの水利用
安田裕(鳥取大学乾燥地研究センター)
15:30〜15:40 休憩
15:40〜16:30 質疑応答と総合討論
コーディネーター:山中典和(乾燥地緑化研究部会 担当理事)
 
問い合わせ・連絡先
日本緑化工学会 乾燥地緑化研究部会
会  長: 吉川 賢 岡山大学地域総合研究センター (電話086−251−8987)
    E-mail: kenchan(at)okayama-u.ac.jp  ※ (at)を@に変換してください
担当理事: 山中典和 鳥取大学乾燥地研究センター(電話0857−21−7039)
    E-mail: yamanaka(at)alrc.tottori-u.ac.jp
幹  事: 吉ア真司 東京都市大学環境学部(電話045−910−2556)
    E-mail: shin(at)tcu.ac.jp
幹  事: 三木直子 岡山大学大学院環境生命科学研究科 (電話086−251−8377)
    E-mail: miki(at)okayama-u.ac.jp
以 上
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乾燥地緑化研究部会 第22回公開シンポジウム
 「乾燥地の生態系とその課題」6 西アフリカの乾燥・半乾燥地における緑化への取り組み

↑上画像から ポスター(pdf)
がダウンロードできます
世界各地の乾燥地において進行している生態系の劣化(砂漠化)は,砂嵐の発生や温暖化の促進を通して農業生産に多大な影響を与えています。これらの生態系劣化に歯止めをかけるためには砂漠化土地の修復とその利用が持続的に行われるための方策を考えなければなりません。そこで,本シンポジウムでは世界各地の乾燥地を取り上げて,それぞれの生態系の特徴や課題についての知見を共有し,砂漠化土地の課題と対策を考えていくために,「乾燥地の生態系とその課題」というテーマで,シンポジウムを続けています。
緑化や植林活動は対象地域の自然や生態系と強く結びついていますが、同時にそこに住む人々の生活とも密接に関係しています。今回は、西アフリカの乾燥地を取り上げて、地域の人々と緑化・植林活動などに焦点をあてた内容になると期待しております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

開催概要
プログラム
司会進行:吉ア真司(乾燥地緑化研究部会幹事)
13:30〜13:35 開会のあいさつ 吉川 賢(乾燥地緑化研究部会 会長)
13:35〜14:20(40分間講演,5分間質疑)
西アフリカサヘル地域における里山再生活動の取り組み
坂場 光雄(特定非営利活動法人サヘルの森代表)
14:20〜15:05(40分間講演,5分間質疑)
自然資源管理における現行法制度への慣習的価値観の統合、ニジェール川内陸デルタを事例として
中山 祐介(株式会社アースアンドヒューマンコーポレーション)
15:05〜15:15 休憩
15:15〜16:00(40分間講演,5分間質疑)
西アフリカサヘル地域における植林戦略と半乾燥地における社会林業普及手法の紹介
阿部 真士(JICA国際協力機構地球環境部特別嘱託)
16:00〜16:10 休憩
16:10〜17:00 質疑応答と総合討論
コーディネーター:山中典和(乾燥地緑化研究部会 担当理事)
 
問い合わせ・連絡先
日本緑化工学会 乾燥地緑化研究部会
会  長: 吉川 賢 岡山大学地域総合研究センター (電話086−251−8987)
    E-mail: kenchan(at)okayama-u.ac.jp  ※ (at)を@に変換してください
担当理事: 山中典和 鳥取大学乾燥地研究センター(電話0857−21−7039)
    E-mail: yamanaka(at)alrc.tottori-u.ac.jp
幹  事: 吉ア真司 東京都市大学環境学部(電話045−910−2556)
    E-mail: shin(at)tcu.ac.jp
幹  事: 三木直子 岡山大学大学院環境生命科学研究科 (電話086−251−8377)
    E-mail: miki(at)okayama-u.ac.jp
以 上
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乾燥地緑化研究部会 第21回公開シンポジウム
 「乾燥地の生態系とその課題」5 西豪州における温暖化対策植林と塩害・湛水害対策植林

↑上画像から ポスター(pdf)
がダウンロードできます
世界各地の乾燥地において進行している生態系の劣化(砂漠化)は、砂嵐の発生や温暖化の促進を通して農業生産に多大な影響を与えています。これらの生態系劣化に歯止めをかけるためには砂漠化土地の修復とその利用が持続的に行われるための方策を考えなければなりません。そこで、本シンポジウムでは世界各地の乾燥地を取り上げて、それぞれの生態系の特徴や課題についての知見を共有し、砂漠化土地の課題と対策を考えていくために、「乾燥地の生態系とその課題」というテーマで、シンポジウムを続けています。
今回は、西オーストラリアの乾燥地生態系を取り上げて話題提供を頂きます。乾燥地にもそれぞれ特徴があり、個性があることが分かることで、乾燥地生態系の保全・修復やその持続的利用のための新しい展望が見えてくるのではないかと期待しております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
開催概要
プログラム
司会進行:吉ア真司(乾燥地緑化研究部会幹事,東京都市大学環境学部教授)
13:30〜13:35 開会のあいさつ 吉川 賢(乾燥地緑化研究部会 会長)
13:35〜14:20(40分間講演,5分間質疑)
西豪州乾燥地・半乾燥地での生態植林の課題 −乾燥・塩害・湛水害−
菅沼 秀樹 (成蹊大学理工学部 客員研究員)
14:20〜14:30 休憩
14:30〜15:15(40分間講演,5分間質疑)
温暖化対策植林としての乾燥地植林
江頭 靖幸 (東京工科大学工学部 教授)
15:15〜16:00(40分間講演,5分間質疑)
塩害・湛水害対策植林としての半乾燥地植林
宇都木 玄 (森林総合研究所植物生態研究領域 チーム長)
16:00〜16:10 休憩
16:10〜17:00 質疑応答と総合討論
コーディネーター:山中典和(乾燥地緑化研究部会担当理事,鳥取大学乾燥地研究センター教授)
登壇者:講演者(菅沼 秀樹,江頭 靖幸,宇都木 玄),プロジェクトリーダー(小島紀徳)
 
問い合わせ・連絡先
日本緑化工学会乾燥地緑化研究部会
会  長: 吉川 賢 岡山大学大学院環境生命科学研究科 (電話086−251−8376)
    E-mail: kenchan(at)okayama-u.ac.jp  ※ (at)を@に変換してください
担当理事: 山中典和 鳥取大学乾燥地研究センター(電話0857−21−7039)
    E-mail: yamanaka(at)alrc.tottori-u.ac.jp
幹  事: 吉崎真司 東京都市大学環境学部(電話045−910−2556)
    E-mail: shin(at)tcu.ac.jp
幹  事: 三木直子 岡山大学大学院環境生命科学研究科(電話086−251−8377)
    E-mail: miki(at)okayama-u.ac.jp
以 上
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20.乾燥地緑化研究部会 第20回公開シンポジウム
 「乾燥地の生態系とその課題」4 メキシコの乾燥地生態系とその保全、活用

↑ 上画像から ポスター(pdfファイル・1.5 MB)のダウンロード
世界各地の乾燥地において進行している生態系の劣化(砂漠化)は、砂嵐の発生や温暖化の促進を通して農業生産に多大な影響を与えています。これらの生態系劣化に歯止めをかけるためには砂漠化土地の修復とその利用が持続的に行われるための方策を考えなければなりません。そこで、本シンポジウムでは世界各地の乾燥地を取り上げて、それぞれの生態系の特徴や課題についての知見を共有し、砂漠化土地の課題と対策を考えていくために、「乾燥地の生態系とその課題」というテーマで、シンポジウムを続けています。
今回は、メキシコの乾燥地生態系を取り上げて、話題提供を頂きます。乾燥地にもそれぞれ特徴があり、個性があることが分かることで、乾燥地生態系の保全・修復やその持続的利用のための新しい展望が見えてくるのではないかと期待しております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
プログラム
13:00〜 開会のあいさつ 吉川 賢(乾燥地緑化研究部会部会長)
13:05〜  佐野淳之(鳥取大学農学部)
 メキシコ南バハカリフォルニア州の自然環境と人間の影響
13:50〜14:00 休憩
14:00〜  日置佳之(鳥取大学農学部)
 バハカリフォルニア州の自然保護区とエコツーリズム
14:45〜15:00 休憩
15:00〜 質疑応答と総合討論 コーディネーター:山中典和(鳥取大学乾燥地研究センター)
 15:30〜16:30 乾燥地研究センター施設見学
以 上
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19.乾燥地緑化研究部会 第19回シンポジウム
 「乾燥地の生態系とその課題」3 アラビア半島周辺の乾燥地マングローブ林

↑ 上画像をクリックするとポスター(pdfファイル・865 KB)をダウンロードして頂けます
世界各地の乾燥地において進行している生態系の劣化(砂漠化)は、砂嵐の発生や温暖化の促進を通して農業生産に多大な影響を与えています。 これらの生態系劣化に歯止めをかけるためには砂漠化土地の修復とその利用が持続的に行われるための方策を考えなければなりません。そこで、本シンポジウムでは世界各地の乾燥地を取り上げて、それぞれの生態系の特徴や課題についての知見を共有し、砂漠化土地の課題と対策を考えていくために、「乾燥地の生態系とその課題」というテーマで、シンポジウムを続けています。
今回は、アラビア半島周辺の乾燥地マングローブ林を取り上げて、話題提供を頂きます。乾燥地にもそれぞれ特徴があり、個性があることが分かることで、乾燥地生態系の保全・修復やその持続的利用のための新しい展望が見えてくるのではないかと期待しております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
プログラム
13:00〜13:05 開会のあいさつ 吉川 賢(乾燥地緑化研究部会部会長)
13:05〜13:50
      ヒルギダマシの種特性と生存戦略
      吉川 賢(岡山大学大学院環境生命科学研究科)
13:50〜14:35
      紅海沿岸におけるヒルギダマシの地理的分布と遺伝構造
      吉森一道(岡山大学大学院環境生命科学研究科)
14:35〜14:45 休憩
14:45〜15:30
      ヒルギダマシの生態的・生理的特性−UAEでの植林活動からの報告
      玉栄茂康(元 アブダビ環境省)
15:30〜16:15
      マングローブ植林 ――沙漠と湿潤熱帯の経験から
      向後元彦(マングローブ植林行動計画)
16:15〜16:25 休憩
16:25〜17:15 質疑応答と総合討論 コーディネーター:山中典和(鳥取大学乾燥地研究センター)
以 上
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18.乾燥地緑化研究部会 第18回シンポジウム
 「乾燥地の生態系とその課題」2 アフリカ・ナミブ砂漠の自然と保全

↑ 上の画像をクリックすると大きなポスター(pdfファイル・31.6MB)をダウンロードして頂けます(背景写真が2種類あります)
世界各地の乾燥地において進行している生態系の劣化(砂漠化)は、砂嵐の発生や温暖化の促進を通して農業生産に多大な影響を与えています。
これらの生態系劣化に歯止めをかけるためには砂漠化土地の修復とその利用が持続的に行われるための方策を考えなければなりません。そこで、本シンポジウムでは世界各地の乾燥地を取り上げて、それぞれの生態系の特徴や課題についての知見を共有し、砂漠化土地の課題と対策を考えていくために、「乾燥地の生態系とその課題」というテーマで、シンポジウムを続けています。
今回は、アフリカ南部のナミブ砂漠を取り上げて、話題提供を頂きます。乾燥地にもそれぞれ特徴があり、個性があることが分かることで、乾燥地生態系の保全・修復やその持続的利用のための新しい展望が見えてくるのではないかと期待しております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
プログラム
13:00〜13:10 開会のあいさつ 吉川 賢(岡山大学大学院環境生命科学研究科)
13:10〜14:00(45分間講演、5分間質疑)
      アフリカナミビアの半乾燥地におけるサバンナ植生景観の違いをもたらす要因と牧畜業への影響
      沖津 進(千葉大学園芸学部・教授)
14:00〜14:50 (45分間講演、5分間質疑)
      ナミブ砂漠周辺における植生衰退と地形・地質条件
      山縣耕太郎(上越教育大学学校教育学部・准教授)
14:50〜15:00 休憩
15:00〜15:50 (45分間講演、5分間質疑)
      ナミブ砂漠の自然環境と植生の変化
      水野一晴(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科・准教授)
15:50〜16:00 休憩
16:00〜17:00 質疑応答と総合討論 コーディネータ:山中典和(鳥取大学乾燥地研究センター)
以 上
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17.乾燥地緑化研究部会 第17回シンポジウム
 「乾燥地の生態系とその課題」1 中央アジア乾燥地の自然と保全 

世界各地の乾燥地において進行している生態系の劣化(砂漠化)は、砂嵐の発生や温暖化の促進を通して農業生産に多大な影響を与えています。 これらの生態系劣化に歯止めをかけるためには砂漠化土地の修復とその利用が持続的に行われるための方策を考えなければなりません。
これまで、本シンポジウムは「中国乾燥地における緑化技術とその将来」と題して、中国の砂漠化土地での緑化対策を中心に、問題の掘り起こしと情報の共有を図ってきました。今回からは対象を世界各地の乾燥地に広げて、それぞれの生態系の特徴や課題についての知見を共有していくために、「乾燥地の生態系とその課題」というテーマで、シンポジウムを続けていく予定です。その最初として、まず中央アジアの乾燥地を対象として、話題提供を頂きます。
乾燥地にもそれぞれ特徴があり、個性があることが分かることで、乾燥地生態系の保全・修復やその持続的利用のための新しい展望が見えてくるのではないかと期待しております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

プログラム・講演予定者
13:00〜13:10 開会のあいさつ 吉川 賢(岡山大学大学院環境学研究科)
13:10〜14:00 (45分間講演、5分間質疑)
      中央アジア乾燥・半乾燥域の人と自然−歴史的変遷を中心に−
      窪田順平(総合地球環境学研究所・准教授)
14:00〜14:50 (45分間講演、5分間質疑)
      中央ユーラシアの土壌と生産生態基盤
      舟川晋也(京都大学大学院地球環境学堂・教授)
14:50〜15:00 休憩
15:00〜15:50 (45分間講演、5分間質疑)
      中央アジア乾燥地の植生と砂漠化
      程 云湘(鳥取大学乾燥地研究センター・プロジェクト研究員)
15:50〜16:00 休憩
16:00〜17:00 質疑応答と総合討論 コーディネーター:山中典和(鳥取大学乾燥地研究センター)
以 上
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16.国際シンポジウム 「乾燥地の持続的生態系利用」
 "Sustainable development and conservation of biological resources in arid regions"

世界各地の乾燥地において進行している生態系の劣化(砂漠化)は、砂嵐の発生や温暖化の促進を通して農業生産に多大な影響を与えています。これらの生態系劣化に歯止めをかけるためには砂漠化土地の修復とその利用が持続的に行われるための方策を考えなければなりません。
これまで、本シンポジウムは「中国乾燥地における緑化技術とその将来」と題して、中国の砂漠化土地での緑化対策を中心に、問題の掘り起こしと情報の共有を図ってきました。今回より対象をさらに広げて、「乾燥地生態系の課題とその緑化技術」についての知見を共有する場としていくこととします。その最初として、まず乾燥地の生態系に関する研究を長年行っている内外の研究者を招聘し、乾燥地生態系の持続的利用に関するシンポジウムを開催いたします。乾燥地生態系の修復とその持続的利用のために解決しなければならない課題について広く議論することにより、これからの乾燥地緑化の進むべき方向や解決しなければならない問題点を明らかにしていきたいと願っております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

プログラム
13:30-13:35 Opening Address
13:35-14:35 "Biogeochemical connectivity in semi-arid river systems"
         Thomas MEIXNER (University of Arizona, USA)
14:35-15:35 "Desertification and its mitigation strategy in China"
         Qi LU (Chinese Academy of Forestry, China)
15:35-15:45 Tea Break
15:45-16:15 "Effects of the technics for wind erosion control on the rehabilitation of local vegetation in dryland of China"
         (中国内陸乾燥地における風食防止技術が植生の回復に及ぼす効果)
         Shinji YOSHIZAKI (Tokyo City University, Japan)
16:15-16:45 "Water erosion and ecosystem restoration in the Loess Plateau, China"
         (中国黄土高原の水食と生態系修復)
         Norikazu YAMANAKA (Tottori University, Japan)
16:45-17:15 "Water-use strategy of plants and sustainability of ecosystem in Mu Us sandy land of China"
         (中国毛烏素沙地における植物の水利用戦略と生態系の持続可能性)
         Naoko MIKI (Okayama University, Japan)
17:15-17:30 Discussion and Closing Remarks
18:00-    Reception
以 上
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15.乾燥地緑化研究部会 第15回シンポジウム
   「中国乾燥地における緑化技術とその将来」X
プログラム
13:00〜13:10 開会のあいさつ 吉川 賢(岡山大学大学院環境学研究科)
13:10〜14:00 児玉香菜子:(人間文化研究機構地域研究推進センター/総合地球環境学研究所)
          植林ボランティアの「緑化思想」とその解体 ―中国内モンゴル牧畜民の視点から―
14:00〜14:50 前中久行(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
          斜前から見た緑化ボランティア −緑の地球ネットワークの活動 −
14:50〜15:00 休憩
15:00〜15:50 呉向栄(世界の砂漠を緑で包む会現地事業担当)
          中国現地住民から見た植林ボランティア
15:50〜16:00 休憩
16:00〜17:00 質疑応答と総合討論
        * コーディネーター:山中典和(鳥取大学乾燥地研究センター)
以 上
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14.乾燥地緑化研究部会 第14回シンポジウム
   「中国乾燥地における緑化技術とその将来」W

中国乾燥地で長く行われている環境修復のための活動の中で、これまで様々な緑化技術が生み出されています。またその過程でいろいろな失敗も繰り返されてきています。緑化技術のさらなる発展のためには、そうした情報を共有することが欠かせません。
今回は中国乾燥地での緑化活動の歴史と現在の状況を知るとともに、中国で活動をされている団体の緑化技術や緑化の体験を話していただきます。またそうした援助を支援しているJICAの活動について講演をしていただきます。そうした情報をもとに当面する課題を広く論議することにより、これからの乾燥地緑化の進むべき方向や解決しなければならない問題点を明らかにしていきたいと願っております。
なお、このシンポジウムは「岡山大学ユネスコチェア」と共催で開催いたします。

話題:
  1. 中国の砂漠化防止に関する歴史および現在  王林和 (内蒙古自治区科学技術協会主席、内蒙古農業大学副学長)
  2. 持続・拡大が可能な緑化活動を目指して(緑化プラスアルファ)  原 鋭次郎(砂漠緑化団体 地球緑化クラブ代表)
  3. 中国の緑化活動に対するJICAの支援 〜特に日中林業生態研修センター計画の活動を中心にして〜 宇津木嘉夫 (元JICA日中林業生態研修センター計画首席顧問)
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13.乾燥地緑化研究部会 第13回シンポジウム 
   「中国における緑化活動とその緑化技術」V
話題:
  1. 陝西省の環境と植樹協力  北川秀樹 (特定非営利活動法人環境保全ネットワーク京都 代表)
  2. 中国における緑化活動15年の実績と問題点  太田誠一((財)日本産業開発青年協会 常務理事)
  3. 黄河を青河に−華僑と市民で取り組む蘭州の緑化支援−  林青彦 (黄河の森緑化ネットワーク 事務局長)・徳岡正三 (黄河の森緑化ネットワーク 顧問)
  
* 日本緑化工学会誌32巻4号(2007年5月発行)に特集記事掲載
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12.乾燥地緑化研究部会 第12回シンポジウム 
   「中国における緑化活動とその緑化技術」U
話題:
  1. 我が国の中国における植林協力の展開と小渕基金の位置づけについて  山田壽夫(林野庁 計画課長)
  2. 砂漠化地域の緑化と砂地産業の開発―中国モウス砂漠西南端にある大泉郷の取り組み  黄 勝澤(社団法人 海外林業コンサルタンツ協会 主任研究員)
  3. 中国内蒙古最北部における沙漠化防止の植林活動  福田道治(特定非営利活動法人 呼倫貝爾〈ホロンバイル〉地域緑化推進協力会会長)
  4. 日中「21世紀中国首都圏環境緑化モデル拠点」事業について  国友淳子(トヨタ自動車(株) バイオ・緑化事業部 職員)
  
* 日本緑化工学会誌32巻2号(2006年11月発行)に特集記事掲載
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11.乾燥地緑化研究部会 第11回シンポジウム 
   「中国における緑化活動とその緑化技術」T
話題:
  1. 黄土高原における砂漠化防止  高見邦雄(緑の地球ネットワーク事務局長)
  2. 市民による砂漠緑化  斉藤晴彦(緑化ネットワーク代表)
  3. 中国・豊寧県の砂漠緑化の取り組み  丸井みのる(地球緑化センター職員)
  
* 日本緑化工学会誌30巻4号(2005年5月発行)に特集記事掲載
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10.乾燥地緑化研究部会 第10回研究会
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9.乾燥地緑化研究部会 第9回研究会
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8.乾燥地緑化研究部会 第8回研究会 「持続可能な乾燥地緑化の試み」
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7.乾燥地緑化研究部会 第7回研究会 「ジブチにおける砂漠緑化プロジェクトの報告」
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6.乾燥地緑化研究部会 第6回研究会 「中国毛烏素沙地の緑化を考える」
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5.乾燥地緑化研究部会 第5回研究会 「保水剤研究集会」
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4.乾燥地緑化研究部会 第4回研究会 「比較乾燥地学 −中国編−」
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3.乾燥地緑化研究部会 第3回研究会 「乾燥地緑化研究の展開のために」
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2.乾燥地緑化研究部会 第2回研究会 「砂漠緑化技術を考える」
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1.乾燥地緑化研究部会 第1回研究会 「沙漠緑化研究の現状と問題点」

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