日本緑化工学会公開シンポジウム 2017年5月13日

平成28年8月北海道豪雨災害から見えた緑化の役割

平成28年8月、台風7号、11号、9号が連続して北海道に上陸し甚大な降雨災害が発生し,さらに台風10号の接近に伴う豪雨により被害が拡大した。その被害額については、北海道において戦後最大の豪雨災害といわれている。このような中において十勝地方では、土砂崩落、道路冠水、河川の氾濫等が相次ぎ、国道3路線の不通、鉄道の不通という陸の孤島とも呼べる状態に陥り、甚大な被害を被った。
そこで、日本緑化工学会においては、調査団を組織し、緑化を主体とした災害調査を行った。この調査より河畔林や斜面緑化の役割を改めて認識することとなり、このシンポジウムを開催するに至った。

開催概要
日 時: 平成29年5月13日(土曜日) 13:00−17:00
会 場: 帯広市・帯広畜産大学 講義棟 大講義室
参加費: 無料 (事前参加申し込み不要)
 
講演内容(予定)
平成28年8月北海道豪雨の特性
  松岡直基 (日本気象協会・北海道支社)
地盤工学から見る災害状況
  川口貴之 (北見工業大学)
農業用排水路施設の被害
  大久保天 (国立研究開発法人土木研究所・寒地土木研究所)
河川氾濫と河畔林の関係
  辻修 (帯広畜産大学)
災害復旧における斜面の自然再生
  山田守 (日本緑化工学会・斜面緑化研究部会)
災害復旧事業計画における緑化
  井野友彰 (日本緑化工学会・防災緑化研究部会)
十勝における木本導入による法面保護強化事例
  福田尚人 (日本緑化工学会・積雪寒冷地緑化研究部会)

企画・主催など

主催 日本緑化工学会
共催 農業農村工学会北海道支部(支部講演会)
後援(予定) 北海道開発局帯広開発建設部、北海道十勝総合振興局、帯広畜産大学
 ※ 技術者継続教育プログラム認定申請中(農業農村工学会)

お問い合わせ・参加申し込み

 帯広畜産大学地域環境工学部門 宗岡研究室
 電話 0155-49-5512
 e-mail:muneoka(あっと)obihiro.ac.jp   ※(あっと)は@におきかえて下さい

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