日本緑化工学会は2019年に「生物多様性保全のための緑化植物の取り扱い方に関する提言2019」を公表し,長期ビジョンとして「地域の生物多様性に配慮した低リスクかつ高コストパフォーマンスの緑化と,緑化植物の適切な取り扱いの実現」を,短期ビジョンとして「地域性系統の植物による緑化の推進」と「外来植物による緑化におけるリスク管理の実施」を掲げています。これらのビジョンの実現に向けて,このたび緑化植物委員会において,実務における緑化植物の取り扱い方の基本的方針を示したガイドライン(案)を作成いたしました。
本ガイドラインは,生物多様性に配慮した緑化植物の取り扱いのあり方を示すことによって,政策立案者や発注者,計画・設計者,種苗供給者,施工者,植生管理者等の緑化関係者に参考となる資料を提供すること,また,現行の予算確保,発注〜施工等のプロセスの見直しや既存の手引きや指針等のアップデートを促すことを意図して作成したものです。
本案について,緑化に関わる皆様からご意見を募集します。
生物多様性に配慮した緑化植物の取り扱い方に関するガイドライン2023(案) <2023.3.29>
2023年4月16日(日)まで 日本緑化工学会会員および関連各位から意見を募集し収集しました。
頂いたご意見について委員会において検討し,資料(上記pdfファイル)のように対応をさせていただきました。
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