第51回(2020年)日本緑化工学会大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響により現地開催は困難と判断しWeb開催となりました。
シンポジウムは現地開催ではなく動画配信にて開催しました。 現地見学会については現地開催は見送ることとし、コンテンツを公開・配信する等の対応としました。
2020年 第51回大会ではシンポジウム「震災復興とグリーンインフラ)」を実施しました。
※現地見学会は中止となりましたが、一部アーカイブを残しております。
2011年3月11日の東日本大震災で、三陸をはじめとする沿岸域は津波による甚大な被害を受けました。未曾有の被害を受けた被災地には、今後に起こりえる津波災害からの防災を目的とした防潮堤や高台の造成が行われ、震災後10年を迎えようとする現在ようやくその形が整いつつあります。
今回の現地見学会では、震災で甚大な被害を受けた陸前高田市内をめぐり、その現状を実際に見ていただくことにいたしました。移動時間は少々かかりますが、前日のシンポジウムと併せて現地を実際に見ることで、震災による被害の実態だけでなく、その後現地で起こっていることを肌で感じることができると考えております。新たに作り出した景観と、以前から残る景観をいかにつなぐか、そしてその意味や目的をどのように位置づけるか、その中で人の生活しやすい環境をいかに整えるかなど、緑化が果たす役割は大きいと思います。その一つの切り口として「グリーンインフラ」を位置づけ、今後の地域の活力につなげるヒントを得たいと思います。
※本シンポジウムは、YouTubeを介して開催日から《無料公開》致しました。2020年10月5日をもってアーカイブ動画の公開は終了しました。
たくさんの方々の視聴に感謝申し上げます。
(2019年11月29日撮影)左:高田松原 右:米沢商会ビル。所有者が修繕費用などを負担して管理している遺構。ビルの屋上の煙突の上に描かれた線が津波の水位。 | 2019年9月に高田松原津波復興祈念公園内に開館した「東日本大震災津波伝承館」 |
陸前高田の一本松(2012年6月撮影)と高田松原のマツ根株(2013年撮影) |
2020年9月5日〜7日に 「第51回(2020年)日本緑化工学会大会」を、岩手県立大学および岩手県内で開催します。5日と6日は岩手県立大学にて研究発表会および定時総会、研究集会等を実施致します。また、その日程に合わせ、6日は岩手県立大学にて公開シンポジウム(無料)を、7日にこの現地見学会(陸前高田市)を開催します。
シンポジウムおよび現地見学会は一般の方の参加を歓迎いたします。ぜひ会場にお越し下さい。
委員長:辻 盛生(岩手県立大学 運営委員長) 副委員長:萩野 裕章(森林総合研究所東北支所)
事務局:島田直明(岩手県立大学)
運営委員:竹原 明秀(岩手大学),宗岡 寿美(帯広畜産大学),橘 隆一(東京農業大学),中村 華子(緑化工ラボ),
日當 正樹(日本植生株式会社 盛岡営業所)
E-mail: ryokkakou51(あっと)gmail.com ※(あっと)は@におきかえてください
〒020-0693 岩手県滝沢市巣子152-52
岩手県立大学総合政策学部 第51回日本緑化工学会大会事務局
TEL:019-694-2790(辻) FAX:019-694-2701(代表)