大会期間中に行われる研究集会
第51回大会運営委員会

第51回大会 企画研究集会のご案内

 本大会では、会員や研究部会からの企画により3件の研究集会が企画されました。研究集会は大会参加者どなたでも自由に参加(聴講)できます。 当日の運営は企画者に委ねられていますので、お問い合わせなどはそれぞれの集会の各企画者へお願い致します。
 ※ 研究集会はすべてCPDプログラムのポイント対象となります。

研究集会1「コロナ禍における緑地の利用状況と住民の健康を考慮した今後の展開」
研究集会2「グリーンインフラ活用にむけた生態系のレジリエンス評価」
研究集会3「地域性種苗の活用促進,災害や気候変動への対応,大規模開発と緑化技術」

研究集会1「コロナ禍における緑地の利用状況と住民の健康を考慮した今後の展開」

日程

日 程: 日時:2020年9月5日 16:30〜18:30
企画者: 緑・健康研究部会

概 要

現在、新型コロナウイルス感染拡大に対する不安、コロナ禍における外出自粛やテレワークなど、急激な社会および生活様式の変化による心身の不調が大きな問題となっています。そのような中、都市公園や河川敷など身近な緑地の利用者が増加し、自宅で園芸を始める人が増え、園芸用品が売れていることなどが報道されておりました。
緑・健康研究部会では、これまでも緑地や植物の保有する心身への効果を取り上げ、発信して参りましたが、今回、改めてその効果を実感・再認識された方も多いかと思います。今後、緑・健康研究部会では、地域住民の心身の健康を考慮した「withコロナ時代における緑地・緑化の方向性」について検討していきたいと考えております。
そこで今回の研究集会では、コロナ禍における緑地利用の現状について把握することを目的とし、部会メンバーが生活している各地域の緑地利用状況について報告していただくこととしました。コロナ禍で感じた緑地や植物の重要性や、これまでの研究を今後のwithコロナ時代にどう活かせるのか、利用状況に地域差はあるのか、今回新たに気付いた緑の効果など、部会メンバーが感じたことを発信し、会員の皆様と情報共有する場にしたいと思います。

内 容

司会・コーディネーター

岩崎 寛(緑・健康研究部会部会長・千葉大学大学院)

報告 緑・健康研究部会メンバー

飯島健太郎(東京都市大学)
今西純一(大阪府立大学大学院)
大塚芳嵩(大阪府立大学大学院)
岡田準人(大阪産業大学)
加藤祥子(岐阜市立女子短期大学)
那須 守(室蘭工業大学)
福井 亘(京都府立大学)
山本 聡(兵庫県立大学/淡路景観園芸学校)

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研究集会2「グリーンインフラ活用にむけた生態系のレジリエンス評価」

日程

日 程: 日時:2020年9月6日 13:00〜15:00
企画者: 森本淳子

概 要

近年の自然災害に対する多様な生態系のレジリエンスを評価し、グリーンインフラとしての活用可能性について議論する。

内 容

近年、気候変動による自然災害が多発し、毎年のように日本のどこかで激甚災害法が適用されるほどの自然・社会資本の破壊が生じている。一方、人口減少に伴う税収入減少と人工構造物(グレーインフラ)の老朽化は深刻で、新規投資可能額は2000年をピークに下降の一途をたどり、老朽化したインフラのメンテナンスコストは増加し続けている。これまでのグレーインフラに頼った防災に限界が露呈するなか、自然生態系が本来もつ耐性(レジスタンス)と回復力(レジリエンス)の防災への活用への期待が高まっている。一方、「老朽化した」緑地(半自然・人工生態系)が災害の原因になる事例も報告されるようになっており、緑化技術の考え方が問われている。本研究集会では、近年の台風、豪雨、津波災害と緑地の関係を問い直すこと、自然生態系の環境修復力を再評価することに重点をおき、グリーンインフラの可能性とリスクについて議論する。

話題提供

「雨台風に対する北方林のレジリエンス」  北海道大学 森本淳子
「風台風に対する温帯林のレジリエンス」  千葉大学 小林達明
「豪雨に対する河口生態系のレジリエンス」 広島工業大学 岡 浩平

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研究集会3「地域性種苗の活用促進,災害や気候変動への対応,大規模開発と緑化技術」

日程

日 程: 日時:2020年9月6日 16:00〜18:00
企画者: 生態・環境緑化研究部会

概 要

本研究集会では,生態・環境緑化研究部会のメンバーを中心に,参加者が意見を出し合い,日頃は人に聞けないような技術的課題,施策的課題などについて議論します。生態・環境緑化研究部会の研究集会は,ここ数年,地域性種苗の可能性や課題について議論してきましたが,今回は,地域性種苗にこだわらない内容の意見交換を行い,参加者が抱えた課題を解決するためのヒント,次の研究課題の抽出を行います。過去の研究集会のように,誰かが話題提供し,意見交換するというスタイルではなく,参加者が次々に話題や意見を出し,意見交換し,情報や課題を共有していく形式とします。

話題の内容

事前に生態・環境緑化研究部会のメンバーから出てきた意見交換を希望する内容は,
1) メガソーラー地に適した緑化技術(シカ食害問題を含む)
2) 洪水被害からリカバリーする自然再生技術
3) 緑化堤防は洪水/増水がもたらす堤防の破堤に対して強健であるか?
4) 今年の高温が植生に与えた悪影響
5) 阿蘇草地再生
6) 地域性種苗,特にタネの保存
などでした。その他でも,参加者が様々な議論をリードすることを期待します。多くの皆様のご参加をお待ちします。

司会・コーディネーター: 中島 敦司(生態・環境緑化研究部会 部会長・和歌山大学)

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第51回 日本緑化工学会大会(2020年 岩手Web大会)

大会運営委員会
第51回日本緑化工学会 大会運営委員会

委員長:辻 盛生(岩手県立大学 運営委員長)  副委員長:萩野 裕章(森林総合研究所東北支所)

事務局:島田直明(岩手県立大学)

運営委員:竹原 明秀(岩手大学),宗岡 寿美(帯広畜産大学),橘 隆一(東京農業大学),中村 華子(緑化工ラボ),
  日當 正樹(日本植生株式会社 盛岡営業所)

  E-mail: ryokkakou51(あっと)gmail.com  ※(あっと)は@におきかえてください
  〒020-0693 岩手県滝沢市巣子152-52
  岩手県立大学総合政策学部 第51回日本緑化工学会大会事務局
  TEL:019-694-2790(辻) FAX:019-694-2701(代表)

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