第49回大会 シンポジウム・現地見学会のご案内 

シンポジウム「持続可能な都市創造に果たすみどりの役割」
現地見学会のご案内
  ※ 見学会・大会参加の申込期限が9月10日に変更(延長)されました。

第49回日本緑化工学会大会シンポジウム・現地見学会について

 今年は日本緑化工学会設立30周年にあたります(1966年創立の「日本法面緑化研究会」、さらに「日本緑化工研究会」を母体として1989年に発足)。それを記念致しましてシンポジウムと見学会を各研究部会が連携して実施します。
15日に開催するシンポジウムでは、テーマ「持続可能な都市創造に果たすみどりの役割」に基づいて、東京都市大学涌井教授に基調講演を頂き、またいくつかの研究テーマごとに発表を行ないます。大会3日目の17日には、そのテーマに沿って現地見学と意見交換会を開催します。
ポスター ポスター  ← 左画像をクリックして頂くと
 チラシがダウンロードできます
 (pdfファイル)
 

シンポジウム「持続可能な都市創造に果たすみどりの役割」

日程・会場

日 程: 2018年9月15日(土) 15:30 〜 17:45
会 場: 東京都市大学 横浜キャンパス 3号館 2階 32A教室
受 付: 会場前にて受付・資料配付致します。
 ※このシンポジウムは公開で行います。非会員、一般の方も無料で聴講できます。(大会参加受付は必要ありません)

プログラム

基調講演:
持続可能な都市創造に果たす「みどり」の役割   東京都市大学特別教授 涌井史郎氏
テーマ発表:
テーマ1:都市防災:特に樹木の防災能力と維持、管理について  日本緑化工学会副会長 木田幸男氏
テーマ2:屋上緑化の多様な評価手法について・米国農務省が進めるi-Tree Eco生態系サービス評価の試み
   都市緑化技術研究部会長 梶川昭則氏
テーマ3:市民科学とボランティア   生物多様性緑化研究部会長 倉本 宣氏
テーマ4:住民の健康と緑化      緑・健康研究部会長 岩崎 寛氏
まとめと現地見学会の説明:
 日本緑化工学会 副会長 吉崎 真司氏
 

企画担当・問い合わせ

第49回日本緑化工学会 大会運営委員会

E-mail: ryokkakou49★tcu.ac.jp  (★は@におきかえてください)
  〒224-8551 神奈川県横浜市都筑区牛久保西3-3-1
  東京都市大学横浜キャンパス・環境学部 吉ア研究室内 第49回日本緑化工学会大会事務局
  TEL:045-910-2556(吉ア) FAX:045-910-2557

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第49回大会 現地見学会「持続可能な都市創造に果たすみどりの役割」

開催の趣旨

 東京都世田谷区の二子玉川エリアは,「フタコ」,「ニコタマ」という愛称で呼ばれている場所です。「水と緑と光の豊かな周辺環境と調和したまちづくり」を目指して再開発事業が進められ,2014年には米国グリーンビルデイング協会が所管する環境性能評価「LEED ND(まちづくり部門)」においてゴールド本認証を取得した地域です。そのために,環境配慮への様々な取り組みが多くなされています。
 今回の現地検討会では,大会シンポジウムのテーマとした「持続可能な都市創造に果たすみどりの役割」を現場で体感し,会員間で議論をしながら今後の都市緑化を検討する場を設けることと致しました。

日程概要

日 程: 2018年9月17日(月・祝) 10:00 〜 16:00
集 合: 10時 東京都市大学 夢キャンパス(田園都市線二子玉川駅徒歩3分)
  ※ 昼食持参でお願いします
参加費: 500円(当日集めます) ※日本緑化工学会の会員および学生(非会員も)は無料

会場案内・ルート

日程:2018年9月17日(月)  会場:二子玉川ライズ

集合 10:00 東京都市大学 夢キャンパス (二子玉川駅下車)

 説明場所の配置図最初の見学場所:

テーマ(1)都市防災
   → 屋上菜園
テーマ(2)屋上緑化
   → 雨水貯留槽
テーマ(3)市民科学
   → カワラノギクの再生
テーマ(4)住民の健康
   → 免震層
 ※ 夢キャンパスからの誘導は、東急電鉄社員と学生がテーマごとに担当します。

各テーマ別現地見学の内容

テーマ(1):都市防災:特に樹木の防災能力と維持、管理について
都市防災における樹木の役割は重要である。これまでの阪神大震災、東日本大震災他からの知見を元に、樹木の防火能力や避難路確保を前提とした植栽技術、活性化手法およびその診断技術について検討する。場所はライズ地区もしくは周辺の街路樹をお借りして実施・検討したい。防災能力を高めるには樹木が健全でなければならない。そこで、その概観診断と評価方法を、街路樹診断協会の協力を得て、評価の基準や機器による精密診断などの手法も公開したい。 
テーマ(2):屋上緑化の多様な評価手法について
市民にとって樹木の多様的な評価は感じることは出来ても、それがどの程度のものなのか定量化は難しい状況である。米国農務省が進めるi-Tree生態系サービスは、多様的な樹木の評価を定量化し総合的に判定する注目される手法である。今回i-Treeの専門家であるDAVEYの平林氏を交えて、二子玉川ライズなどの大規模屋上緑化の樹木評価の説明や実践を行う。また近年豪雨対策で雨水の流出抑制をグリーンインフラを導入して高めるねらいがあるが、屋上緑化に関しては評価対象から外れているのが現状である。この雨水流出効果について評価方法の進捗状況を説明する。
テーマ(3):市民科学とボランティア
緑の分野は市民にとって身近な分野でありながら、業界と市民との関連はこれまで希薄であった。緑の分野が社会のなかで適切に位置づけられるためには、なすべきことをなす人々である「市民」によって構成されるボランティアとの連携と、科学的な興味と態度を身につけた市民との連携が欠かせない。隣接する二子玉川公園におけるユニークなボランティア活動を例に、ボランティアと市民科学について考えてみたい。
テーマ(4):住民の健康と緑化
超高齢化による地域ケアの推進や、オフィスにおけるストレスチェックの義務化など、身近な環境における心身の健康維持が必要とされている。 これからの都市緑化は、従来の緑化機能に加え、これら健康に寄与する機能が求められている。今回は、エリア内にオフィスがあり、地域住民の利用も多い二子玉川ライズにおいて、緑化現場を見学し、見学後はミニワークショップを開催し、利用者の心身への健康効果について参加者と共に検討する。

問い合わせ先・お申し込み方法

現地見学会 参加費:500円 (当日お支払い下さい)
 ※日本緑化工学会の会員 および 学生(非会員も)は参加費無料です。

 

企画担当・問い合わせ:企画・事業部会  福井亘(京都府立大学)

〔申込締切〕  2018年 8月10日(金)→ 9月10日(月)になりました
〔申し込み先〕 wfukui★kpu.ac.jp  (★は@におきかえてください)
〔申込方法〕 メールでお申し込みください。 各テーマごとに先着25名とします。
件名は「第49回緑化工学会大会・見学会申し込み」,本文に,次のことを記載してください。
@:見学希望テーマ番号,A:お名前,B:所属名,C:連絡先携帯番号。

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